初めて引っ越した時の事 荷造り
高校の卒業式が近づくにつれ、私は新居に持ち込む物を少しずつそろえ始めました。まずそろえたのは家電製品です。
高校の近所にあった大型スーパーに出向き、家電コーナーで一番安い2ドア式の冷蔵庫と洗濯機、それとテレビデオを購入しました。テレビデオはもう見かけなくなってしまったので見た事がない人もいるかもしれませんが、テレビの画面の下にビデオデッキがくっついた複合型家電で、当時はそれなりにポピュラーな品物でした。入居の日にあわせて配達してもらう手配をしました。
後は輸送にがさばらない範囲にフラットパックの本棚を買い、新しい枕を買いました。(両親にはなぜそんな物をわざわざ、と言いましたが私は欲しかったのです。)実家からは布団と古いけれども軽いたんす、食器類をもらう事にしました。田舎の家だったのでたんすも布団も食器も余りまくっていたため、買わずに済んで安上がりでした。
服もより分けて気に入った服のみ持って行くことにしました。とはいえ、生まれてはじめての引越しだったため勝手が分からず、余計な服も相当持って行ってしまったと思います。その他に実家から「念のため」持ち出したこまごました物も、一人暮らしを始めてから必要がなかったと分かる物が沢山含まれていました。
引越しは実家の両親が私の荷物を軽ワゴンに積んで一晩かけてアパートまで運転してくれました。夜の高速道路をかっ飛ばす中、車の運転などできない私は気楽なもので、荷物の間で寝ていました。明け方アパートに着き、とりあえず布団だけ車から降ろして三人でアパートで仮眠を取りました。
明るくなってから、物件見学に付き合ってくれた友人と関東に住む従姉妹が来て引越しを手伝ってくれました。掃除や荷解きをしていると、冷蔵庫、テレビデオ、洗濯機の配達が来て、備え付けて行ってくれました。
その後両親はとんぼ返りで田舎に戻って行きました。私は従姉妹と友達と一緒にカレーを作ったのですが、台所に備え付けられていたのは電熱の調理器具だったのに対し持っていた鍋は電熱対応ではなかったため、具が煮えるまで気の遠くなるような時間がかかってしまいました。次の日私は早速電熱調理器具対応の鍋を買いに行ったのでした。